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楽曲聴取メモ
パブロ・カザルス(2)
◇オープニング
バッハをこよなく愛する
平均律をピアノで弾く
大好きな海辺を散歩し
パイプ
チェロの神様
指揮者
作曲家
1876年12月カタルーニャに生まれ
1973年に亡くなった
チェロは私の一番古い友達
ファシズムに反対
フランスに亡命
人道主義者
96年の生涯
10月22日没後50年を迎える
◇
・曲が始まる
・曲をバックに司会
この日テーマは「永遠のバッハ」
・少年時代にバッハの無伴奏チェロ組曲の楽譜を手にして以来
一番にバッハを敬愛していた。
◇ゲスト紹介
長谷川洋子
増田良介
◇昨日の感想
・リハーサル、いろいろな年代の演奏が聴けた(長谷川)
・バッハは特別な存在だった。毎朝、平均律クラビアから2曲選んでピアノで演奏していた。家を清めるんだと(増田)
平均律は
カザルスが父から教えられた。
無伴奏より前。
チェロで組曲を弾くこともあった。夫人の回想による。
・長谷川はバッハの無伴奏チェロ組曲を全曲を録音している。
バッハの直筆は残っていないが、
カザルス版などが残っている。
◇演奏
・バッハ「無伴奏チェロ組曲 第3番 ハ長調 BWV1009」
パブロ・カザルス(Cello)
1936年の録音
59歳の頃
<EMI TOCE-8562/63>
◇演奏終了後
・自信と確信に満ちている演奏(長谷川)
◇次はインタビューの録音
Image of what I didn
what I say in music
<ソニー XBCR91018>
1958-66年のドキュメンタリーの音声が集められている録音
80代
アカデミックで無味乾燥なものではない。
シェイクスピアのよう
でもプロフェッサーではなかった。
ピアニストがショパンを弾くようにわたしはバッハを弾く
バッハにはファンタジーがある。が、それは秩序のあるファンタジー。
プラド音楽祭第1回での録音
◇演奏
バッハ「チェロ・ソナタ 第1番 ト長調 BWV1027」から第1楽章、第4楽章
パブロ・カザルス(Cello)
パウル・バウムガルトナー(P)
1950年の録音
<ソニー SRCR9355/58>
◇プラド音楽祭
・長谷川は行ったことがある
先生として
[プラドは]
ピレネー山脈の麓
太陽の光がパリとも違う。
カタロニアの匂い
石造りの小さな協会で演奏を夜に行った。エアコンもないが
常に満員だった。(長谷川)
この音楽祭は今も続いている
◇始まりについて説明(増田)
カザルスのために作られた音楽祭
1945年
戦後も何もしていない
5年くらい人前で抗議のため演奏しなかった
アレクサンダー・シュナイダー バイオリニスト
バッハ没後200年に参加してほしいとの依頼。
ホルショフスキー(ピアニスト)がシュナイダーに
「アメリカにつれていくのは無理だけど
みんなでカザルスの元に行けばいいではないか」と。
ドイツの戦争で3戦マンが犠牲になったことを忘れていたのではないか
と世界にチアする不信感があったのでは。
説得の結果、カザルスも承諾した
シュナイダーはユダヤ人で姉妹と母をアウシュビッツで失っている。
それもあったのではないか。
◇1950年第1回プラド音楽祭の演奏を二曲続けて
二曲ともカザルスの指揮
・バッハ「チェンバロ組曲 第5番 BWV1056」から第2楽章
クララ・ハスキル(P)
パブロ・カザルス(Cond)
プラド音楽祭管弦楽団
1950年の録音
<ソニー SRCR9367/70>
・バッハ「オーボエとバイオリンのための協奏曲 」から第1楽章
アイザック・スターン(Vn)
マルセル・タビュトー(Ob)
パブロ・カザルス(Cond)
プラド音楽祭管弦楽団
1950年の録音
<ソニー SRCR9367/70>
◇演奏後
・クララ・ハスキルの音がきれい(長谷川)
◇次は「マールボロ音楽祭」での演奏
第一回のプラド音楽祭でカザルスの心境にも変化があったようで、
この後カザルスは、いろいろなところに出て行く。
マールボロ音楽祭は
1951年に米バーモント州で、
アドルフ・ブッシュ、
ルドルフ・ゼルキンらがはじめた音楽祭
カザルスは1960年に初参加し、翌年は参加しなかったものの、1962年以来毎年参加し、
指揮したり、マスタークラスで教えたりした。
演奏は1966年の録音でカザルス89歳の時のもの
◇演奏
アリア
ジーグ
パブロ・カザルス(指揮)
1966年7月の録音
カザルス89歳の時
<ソニー SRCR9367/70>
◇演奏
バッハ「ブランデンブルグ協奏曲」
第5番
オーケストラの練習風景
1964年のもの
<ソニー XBCR91019>
◇演奏
バッハ「ブランデンブルク協奏曲 第5番 ニ長調 BWV1050」から第1楽章、第3楽章
オーナルフ・ガルブランセン(Fl)
アレグザンダー・シュナイダー(Vn)
ルドルフ・ゼルキン(P)
パブロ・カザルス(Cond)
<ソニー SRCR9367/70>
1964年のもの
カザルス87歳の時
第3楽章のリズム感が独特だったが、カザルスが「責任をとる」と言ったのかな、と(増田)
◇明日の予告
コスモポリタンの交友録
https://twitter.com/hakumai_1804/status/1691424214195240960?s=20